
2004年1月16日、メキシコで謎の飛行生物に警官であるレオナルド・サマニエゴ氏が襲われるという事件が発生しました。
証言によると、午前3時15分頃、パトカーでパトロールをしている最中に、木の上に真っ黒な人の形をした物体が立っていました。その物体はパトカーに気が付くと、ゆっくりと地面へと飛び降りて、地面に触れる瞬間に方向を変え、パトカーの方に真っ直ぐ飛んで来ました。その生物はそのまま車のボンネットの上に乗り、フロントガラスごしにサマニエゴ氏の体を必死に掴もうとしていたそうです。
その謎の生物の姿に驚いたサマニエゴ氏は、すぐにUターンし、無線機で本部に緊急援助要請を求めたそうです。しかしその生物は、サマニエゴ氏の必死の逃走にも関わらずフロントガラスにしがみ付いており、サマニエゴ氏はそのまま恐怖で意識を失ってしまったといいます。
数分後、本部から無線連絡を受けた警官二人がサマニエゴ氏の車の元に到着しました。その時はまだサマニエゴ氏は意識を失っていましたが、怪我は負っておらず、そのまま病院に搬送された後、数日間に渡り病院で検査を受けたそうです。
また到着した警官隊により、その付近一帯の捜索が行われましたが、不審なものは特に発見されませんでした。
翌日、地元テレビ局は一斉のこの事件を報じると、一気に話題となり視聴者からの目撃報告も相次ぎました。
その後、目撃者の信憑性について問われましたが、周囲の人からサマニエゴ氏は非常に真面目な警官であったと証言され、この事件の3日前、同地域付近の警官3人が同様の生物を目撃していたという証言も浮上しました。
目撃者の証言からこの奇妙な生物について、女性のような姿で、まぶたのない大きな黒い目玉を持ち、皮膚はこげ茶のような色で、真っ黒いドレスとマントのようなものを身に着けている。また、空中を浮遊し、車のライトの光に対し顔を覆い隠す素振りを見せたなどの特徴が挙げられました。
正体については一切不明のままです。