「自殺」は人間以外他種の生物では不可能とされる行動ですが、2009年8月、スイス・アルプスの崖から、数十等の牛が飛び降りるという奇妙な行動が報告されました。

この行動は3日間続けて報告され、計28頭の高山の牛がその命に終わりを告げました。
自然界で起きたことに過ぎませんが、実はこれも環境に影響する大きな要因となるようです。
我々日本人が持つイメージではアルプスと言えば牛などの放牧が連想されますが、これは人間が作り出した光景。餌となる雑草が豊富なこのアルプスに人間が牛を連れてきているのです。
自然に沿って見守ることが大自然の掟ですが、この地域には牛を捕食できる肉食動物がいないため、腐敗することで地下水の汚染が懸念されています。そのため、牛の死骸をその場から撤去するためにヘリによる回収作業が行なわれました。
この奇妙な行動について地元での見解は激しい雷雨のために驚いて通常しないはずであろう行動を取ってしまった可能性があると言います。
「自殺」に関して有名な動物と言えば「レミング(和名:タビネズミ)」が挙げられます。近年まで自殺をする唯一の動物として誤解されていたレミングは大繁殖と激減を繰り返し、大繁殖した時には壮大な集団移住をすると報告されます。移住の際、多くのレミングが海に身を投げることが報告されており、種の数を調整するための種の保護のための自殺であると信じられていました。
しかし、近年、この集団自殺とされていた行動はあくまで移住の際に起こった事故であり、泳ぎが達者なレミングは自殺をしているわけではないと考えられるようになっています。
アルプスにて牛の集団自殺-写真
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